ブログ資産形成ブログ

資産形成を40代から始めるには?ポイントとおすすめの運用方法を解説

towfiqu-barbhuiya-05XcCfTOzN4-unsplash.jpg

マイホームの購入費用や子供の育児にかかる費用、老後の資金などを40代あたりから具体的にイメージするようになった方は多いでしょう。

実際、40代という年齢はライフイベントに向けて資産形成をはじめるにはうってつけのタイミングです。

ただ、今の自分にマッチした資産形成の方法がわからない方もいらっしゃるのではないでしょうか。

この記事では、40代の方に向けて資産形成をはじめるべき理由や、はじめるときのポイント、具体的な資産形成方法を解説します。

 


57c8166fb052ac107fd26b58a5e5c618.png

 

資産形成を40代からはじめるべき理由

towfiqu-barbhuiya-05XcCfTOzN4-unsplash.jpg

資産形成を40代からはじめるべき理由を3つ解説します。

①:老後への備えが必要

②:早くはじめるほどメリットがある

③:預貯金だけの資産形成には限界がある

 

理由①:老後への備えが必要

資産形成40代からはじめるべき理由の1つ目は、「老後への備えが必要だから」です。

「人生100年時代」や「老後2,000万円問題」など、老後の資金不足に関連する指摘を耳にすることが増えました。

もちろん個人によりますが、老後資金が不足しやすい状態にある方は多いでしょう。

定年を迎えてから資金を準備しようとしても手遅れです。

まだ時間がある40代から資産形成を意識しましょう。

参考:金融審議会 市場ワーキング・グループ報告書

理由②:早くはじめるほどメリットがある

資産形成40代からはじめるべき理由の2つ目は、「早くはじめるほどメリットがあるから」です。

数ある資産形成方法のなかでも、複利を活かした投資を行う場合は早くはじめるほどメリットが強まります。

複利とは運用で得た利益を元本に加える種類の投資です。

利益が利益を生む仕組みと考えるとイメージしやすいでしょう。

複利による利益は、投資金額と投資期間で決まります。

同じ金額を投資したとしても、投資期間が長いほどリターンは高まります。

 

理由③:預貯金だけの資産形成には限界がある

資産形成40代からはじめるべき理由の3つ目は、「預貯金だけの資産形成には限界があるから」です。

まず貯金するだけで運用しなければ、どれだけの時間が経っても資産は増えません。

また、銀行に預金したとしても金利は0.002%程度が一般的です。

これでは資産を運用するメリットを活かせず、老後の備えには不十分でしょう。

投資などの資産形成をする方が将来の備えに適しています。

 

資産形成を40代がはじめるときのポイント

konstantin-evdokimov-UUYkTnQkn9c-unsplash.jpg

資産形成を40代がはじめるときのポイントを4つご紹介します。

①:分散・長期での投資を心がける

②:資産形成は余剰資金で行う

③:投資と貯蓄の2本立てを心がける

④:許容できるリスクを考える

 

ポイント①:分散・長期での投資を心がける

資産形成40代がはじめるときのポイントの1つ目は、「分散・長期での投資を心がけること」です。

分散投資とは、異なる性質を持つ金融商品を複数購入する投資方法であり、リスクを分散させられることが強みです。

たとえば景気が悪くなった場合、株式の価格は下がりますが、債券の価格は上がります。

株式と債券のように異なる性質を持つ金融資産を購入すれば、リスクを軽減した投資が可能です。

長期投資とは、名前のとおり長期間投資を続けることです。

価格変動する商品は、長期的に見ると価格が高騰したとしても、その過程では何度も下落を迎えるのが一般的です。

そのため、短期間の投資では運悪く下落のタイミングと重なってしまう可能性があります。

長期投資ならば、一時的な要因による下落のリスクを軽減させられます。

ポイント②:資産形成は余剰資金で行う

資産形成40代がはじめるときのポイントの2つ目は、資産形成は余剰資金で行うこと」です。

資産形成の方法によっては、資産が大きく減ってしまったり、一定の期間が経過するまでお金を引き出せなかったりします。

万が一の事態に陥る可能性を考慮すると、ある程度の資産を常に保有しておくべきです。

資産形成は余剰資金で行いましょう。

 

ポイント③:投資と貯蓄の2本立てを心がける

資産形成40代がはじめるときのポイントの3つ目は、「投資と貯蓄の2本立てを心がけること」です。

投資は貯蓄よりも効率的に資産を増やせます。

しかし、予想外の事態に陥り資産が激減する可能性があるのも事実です。

貯蓄ならば、大きなリターンこそ見込めませんが、資産が減少するリスクはありません。

積極的な資産形成の方法としての投資と、消極的な資産形成の方法として貯蓄を両立させましょう。

 

ポイント④:許容できるリスクを考える

資産形成40代がはじめるときのポイントの4つ目は、「許容できるリスクを考えること」です。

投資を行う場合、必ずリスクが付きまといます。

専門的な投資の知識を要していたとしても、予想できない要因により資産が減少する可能性は残ります。

投資を行う際は、許容できないリスクを負わないように気を付けましょう。

 

40代におすすめの資産形成方法

kara-eads-L7EwHkq1B2s-unsplash.jpg

40代におすすめの資産形成方法を5つご紹介します。

①:不動産投資

②:つみたてNISA

③:iDeCo

④:株式投資

⑤:投資信託

 

資産形成方法①:不動産投資

40代におすすめの資産形成方法の1つ目は、「不動産投資」です。

不動産投資の強みは、安定して利益を得られることや節税に強いことです。

またインフレにも強いため、リスク軽減に適しています。

初期費用の高さがネックですが、40代の方なら許容できる場合も多いでしょう。

【関連記事】不動産投資とは?種類やメリット・初期費用の目安などをご紹介

 

資産形成方法②:つみたてNISA

40代におすすめの資産形成方法の2つ目は、「つみたてNISA」です。

つみたてNISAとは、「少額投資非課税制度」であるNISAの一種です。

一般的に投資によって利益を得た場合、約20%の税金が課されます。

つみたてNISAの場合は下記の条件を満たせば利益に税金がかかりません。

・年間の積立金額が40万円以下
・積立の年数が20年以下

また、いつでも引き出しや売却を行えるため、万が一の事態に備えられます。

参考:金融庁:NISAとは?

資産形成方法③:iDeCo

piggybank-oqkmdriPiHM-unsplash.jpg

40代におすすめの資産形成方法の3つ目は、「iDeCo」です。

iDeCoこと「個人型確定拠出年金」は、公的年期に私的年金を上乗せできる制度です。

そのため、原則として60歳まで給付は受けられません。

iDeCoの強みは、掛金が所得控除の対象になることです。

課税対象の所得を減額できるため、毎年の所得税や住民税を抑えられます。

また、運用益にも税金が課されません。

老後の備えにピッタリな資産形成方法です。

参考:iDeCo公式サイト|iDeCoってなに?

資産形成方法④:株式投資

40代におすすめの資産形成方法の4つ目は、「株式投資」です。

株式投資を行うメリットは、定期的に配当金を受けられることや、株価変動によって売却益を得られることです。

初期費用として少なくとも数十万円を準備する必要があるため、20代や30代ではなかなか選択肢に入れづらい資産形成方法でしょう。

また、株式投資を成功させるには専門的な知識が要求されます。

今回ご紹介した資産形成方法のなかでは、ハイリスクハイリターンです。

 

資産形成方法⑤:投資信託

40代におすすめの資産形成方法の5つ目は、「投資信託」です。

投資信託とは、株式投資や債券投資の運用をプロに任せるサービスです。

専門的な知識を持ち合わせていなくても投資を行えます。

運用を任せているため、手数料が発生することがネックです。

 

まとめ

scott-graham-5fNmWej4tAA-unsplash.jpg

今回は40代から資産形成をはじめるポイントや具体的な方法を解説しました。

40代になると、これまでに経験してこなかったライフイベントを迎える方もいらっしゃるでしょう。

また、老後資金の確保に向けて具体的に動き出す必要性が増してくる時期でもあります。

これをきっかけに、資産形成について深く考えてみてはいかがでしょうか。

▼【不動産投資はものすごく難しい】100人中99人が失敗している不動産投資!その理由とは?

この記事の監修者

西尾 陽平
西尾 陽平
役職
土地活用事業部 執行役員
保有資格
資産形成シニアコンサルタント、2級ファイナンシャル・プランニング技能士

大学卒業後同社へ入社し、地主さんの土地活用という資産形成や節税を実践で学び、現在は土地のない方へ、土地から紹介し不動産の資産形成の一助を行っている。実践の中で身に付いた視点で、分かりやすく皆様に不動産投資のあれこれをお伝えしています。