不動産投資はサラリーマンにおすすめ!理由や始め方をわかりやすく解説

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毎月決まった給料を受け取れて、年功序列のシステムの中で働いているサラリーマンは、安定した働き方であるといわれてきました。しかし最近ではさまざまな社会情勢の変化などもあり、サラリーマンだからといって一生安泰であると考えるのは難しくなっています

将来について不安に思ったとき、本業とは別に投資をおこなっていれば、収入の柱を2本にでき、より生活基盤を安定させられます。そしてサラリーマンにおすすめの投資として挙げられるのが、不動産投資です。

この記事では、なぜサラリーマンに不動産投資がおすすめなのか、具体的にどのように始めるのか、投資をする際のポイントや注意点などについて解説します。

 


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サラリーマンに不動産投資がおすすめの理由

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サラリーマンに不動産投資がおすすめできる理由としては、主に以下の5つが挙げられます。

①融資が通りやすい
②副業としておこなえる
③大きな手間がかからない
④老後資金を確保できる
⑤節税できる

いずれもサラリーマンという働き方にぴったりあった要素となっています。以下の解説を読んで、その魅力を噛み砕いて理解してみてください。

理由①:融資が通りやすい

最近では終身雇用の崩壊などと騒がれており、必ずしも安泰とはいえなくなったサラリーマンですが、それでもほかの仕事と比べれば比較的安定しています。毎月一定の給料をもらえることがほぼ確定しているだけでなく、年に2回のボーナスもあり、少なくとも「来月の収入がまったくないかもしれない」といった不安のなかで働いているわけではないからです。

このような安定収入を得られるサラリーマンに対しては、金融機関も安心してお金を貸し出せます。したがってサラリーマンは融資を受けやすく、不動産投資のスタートで躓く可能性が低いといえるでしょう。

理由②:副業としておこなえる

不動産投資は、サラリーマンが副業としておこなうのにぴったりであるという点でもおすすめです。次の項目にも関わることですが、不動産投資は管理会社に業務をほぼ全面的に委託できるので、本業に支障をきたす心配がほぼないというメリットがあるからです。

副業禁止の会社も少なくありませんが、過去の裁判事例によれば、就業時間外のプライベートの時間まで制約をかけることはできないとされています。

理由③:大きな手間がかからない

不動産投資は、初心者が想像しているほどには手間がかかりません。管理会社に委託することで、投資用物件の管理業務の一切を任せられるからです。具体的には、掃除・点検及び巡回・賃貸借契約及びその立会いなどです。

もちろん管理会社に委託料を払う必要があり、それが嫌な場合は自分で管理しなければいけませんが、その気になれば手間をかけずに続けられるというのは、サラリーマンにとってはありがたい点ではないでしょうか。

理由④:老後資金を確保できる

本業とは別に収入の柱を持っておくことで、老後資金を確保できるのもメリットの1つといえるでしょう。しかも不動産投資には年齢の制限はありません。会社を引退して70代や80代になったとしても、いわゆる不労所得として収入を得続けることが可能となります。

2019年には「老後2,000万円問題」が話題になりました。今は老後のための資金を自分でしっかり稼がなければならない時代です。そのような流れにおいて、不動産投資に手を出しておくのは悪い選択ではありません。

【関連記事】老後に必要な資金の目安を紹介!準備するための5つの方法も解説!

理由⑤:節税できる

サラリーマンが不動産投資をすることは、節税にもつながります。不動産投資の初年度はとくにさまざまな経費を支払わねばならず赤字になりがちですが、この赤字を給与所得と相殺することで、名目上の所得金額を減らせるからです。

所得税が自動的に引かれるサラリーマンをやっていると、このあたりの感覚は掴みにくいかもしれません。その意味では、税金について学べることもメリットの1つに数えられます。

【関連記事】不動産投資は節税になる!絶対に失敗しないためのポイントを解説

サラリーマンが不動産投資を始める9ステップ

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サラリーマンが不動産投資を始めるステップを簡単に羅列すると、以下の通りとなります。

①本やセミナーで勉強をする
②目標を決める
③土地や物件を探す
④不動産会社で話を聞く
⑤物件の内覧をする
⑥ローン審査を受ける
⑦不動産を購入する
⑧管理会社を選ぶ
⑨運営を開始する

不動産投資についての知識がない方でも、このあたりの大まかな流れはだいたい想像がつくかもしれません。上記のステップのなかで、今すぐ始めることをためらう必要のある要素はそれほどありません。ポイントとしては、不動産会社が信頼できるかを見極めることや、ローン審査に通れるかといった「信用の問題」が大きなウェイトを占めている点が挙げられます。

不動産投資の具体的な始め方に関しては、下記の記事を参考にしてください。

【関連記事】不動産投資の始め方9ステップを初心者向けにわかりやすく解説

サラリーマンが不動産投資をおこなう際のポイント

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サラリーマンが不動産投資を始めるにあたっては、以下の4つのポイントを意識しておく必要があります。

①ある程度の知識が必要
②キャッシュフローのチェックを確認
③物件の下見
④信頼できる会社を見つける

いずれも投資を成功させるためにはきちんと押さえておかなければならないものばかりです。以下の解説を読んで、十分に理解しておきましょう。

ポイント①:ある程度の知識が必要

不動産投資をざっくりと一言でまとめるのであれば「お金を借りて不動産を買い、管理会社に任せて収益を上げる」となります。これだけを聞くと、とくにこれといった知識は必要ないように思えますが、1つひとつのステップを成功させるためには最低限の知識が必要となります

たとえばまとまった資金を確実に用意するには、金融機関から融資を受けるコツなどを学ぶ必要があります。きちんと収益に繋がる良好な不動産を選ぶためには、物件に関する知識があったほうがよいでしょう。そしてまっとうに仕事をしてくれる管理会社を選ぶためには、会社の過去の業績を資料から判断するための知識がなければいけません。

こういったことを事前に勉強しておくべきであるという意味を込めて、前述の9ステップの最初に「本やセミナーで勉強をする」ことを記載しました。

ポイント②:キャッシュフローのチェックを確認

サラリーマンが不動産投資をする際には、必ずキャッシュフロー、すなわちお金の流れについて把握しておきましょう。不動産を購入した場合、年間収入がいくらになるのか、どれぐらいの支出があるのか、年度末にどれくらいのお金が残るのか、といったことを事前にあらかた把握しておくことで、見通しが立ちやすくなります。

実際に不動産をリサーチする前の段階で、自分の経済状態に沿ったシミュレーションをおこなっておくことをおすすめします。

ポイント③:物件の下見

物件の下見をしっかりやっておくことも、不動産投資においては大切です。下見の際に見ておくべきポイントとしては、以下のようなものが挙げられます。

・物件そのもののクオリティ
・物件の立地
・その土地の将来性

不動産そのものだけではなく、その周辺がどのようなエリアであるかについてきちんと下調べしておくことも重要となります。

ポイント④:信頼できる会社を見つける

信頼できる不動産投資会社を見つけることは、成功につなげるためには必須であるといえるでしょう。どの会社も自分達が信頼できる会社であることをアピールするはずですが、それらを鵜呑みにするのではなく、会社の過去の業績などをしっかり調べることが大切です。

もし過去の実績があまり優れたものでないならば、これから紹介してくれる物件もあまり優良とはいえない可能性があります。不動産投資会社はいくつもあるので、しっかり比較検討してから本格的に話を進めましょう。

サラリーマンが不動産投資をおこなう際の注意点

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サラリーマンが不動産投資をおこなう際に注意すべきポイントは、以下の2つです。

①詐欺
②経費のかかりすぎ

順番に見ていきましょう。

注意点①:詐欺

どのような業界にも詐欺を働く人間は存在します。許可制や免許制などを導入することによって、ある程度の信頼が担保されている業界もありますが、それでも相手方の話をすべて鵜呑みにしてしまうのは危険です

いったん契約をしてしまったら、たとえその内容が詐欺であったとしても、解除してすべて元に戻すのは簡単なことではありません。投資会社や不動産が本当に真っ当なものであるかどうか、多角的にチェックをしましょう。

注意点②:経費のかかりすぎ

初めて不動産投資をするサラリーマンが陥りがちな罠として、経費に対する感覚が育っておらず、お金を使い過ぎてしまうことが挙げられます。「経費で落とす」という言葉がありますが、それはあくまでも節税対策の際に考えるべきことであって、実際には経費といっても手元のお金が出ていくことに変わりはありません。

必要最低限のものを削る必要はありませんが、経費はできるだけ低く抑えておくよう心がけましょう。

まとめ

サラリーマンに不動産投資がおすすめできる理由や具体的なステップ、投資を成功させるためのポイントや注意点などについて解説しました。

サラリーマンは安定した職業ですが、現代においてはもはや終身雇用もどこまで信用していいか分からないものになってしまいました。このような時代にお金の心配なく過ごすためには、第2第3の収入の柱を持つことが適切な選択となります。

この記事を参考にして、ぜひ不動産投資にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

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この記事の監修者

西尾 陽平
西尾 陽平
役職
土地活用事業部 執行役員
保有資格
資産形成シニアコンサルタント、2級ファイナンシャル・プランニング技能士

大学卒業後同社へ入社し、地主さんの土地活用という資産形成や節税を実践で学び、現在は土地のない方へ、土地から紹介し不動産の資産形成の一助を行っている。実践の中で身に付いた視点で、分かりやすく皆様に不動産投資のあれこれをお伝えしています。