【超実践的】空き部屋を最大限に活用する方法!ビジネスアイデア7選

【超実践的】空き部屋を最大限に活用する方法!ビジネスアイデア7選

賃貸経営において、空き部屋はつきものです。

しかし、空き部屋があると本来得られるはずの家賃収入もなく、放置部屋になることも多く、不安になるオーナー様も多いのではないでしょうか。

本記事では、空き部屋を最大限に活用する、実践的な方法を紹介しています。

  • 空き部屋を放置したくない
  • 空き部屋をどうにか収益化したい
  • 空き部屋の活用法を知りたい

上記のように考えている人は本記事を参考にし、空き部屋活用に役立ててください。


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空き部屋を活用するビジネスアイデア7選

空き部屋を活用する際に、大切なのが発想の転換です。

居住用で需要がない場合に空き部屋が生まれます。そこで大切なのが、居住用賃貸にとらわれないことです。

本記事で紹介する、空き部屋を活用するアイデアは以下の7つです。

  1. シェアオフィス
  2. シェアハウス
  3. ネイルサロン・マッサージサロン
  4. 託児所・保育室
  5. 物置スペース
  6. 水耕栽培
  7. レンタルスペース

発想の転換をしながら、空き部屋を活用しましょう。


アイデア①:シェアオフィス


1つ目の空き部屋活用アイデアは「シェアオフィス」です。

シェアオフィスとは、会社と違い、簡易的なスペースで事務作業や会議する場所のことです。

レンタルオフィスやコワーキングスペースとも呼ばれます。

シェアオフィスは下記のような場合に借りられることが多くあります。

  • 本社から離れた場所に事務所が欲しい
  • 個人事業主が住宅とは別に簡易事務所がほしい
  • 本社に空きがなく、会議室として利用したい

空き部屋に机と椅子を置けばシェアオフィスとして使えるため、簡単にできる活用方法です。

また事務作業にはインターネット環境があると好ましいので、無料Wi-Fi等を設置するのもおすすめです。


アイデア②:シェアハウス

空き部屋が埋まらない場合、シェアハウスとして募集するのも活用法の1つです。

シェアハウスは基本的に契約から退去までをオーナー自身が行うため、入居者の取捨選択や、部屋の管理などが行き届きやすくなります。

シェアハウスは家賃が安くなるため、住みたい人も多くいます。

ただし、シェアハウスのデメリットは、同じ部屋に複数人が住むため、トラブルが起きやすいこと。

シェアハウスを経営する際には、ルール設定や契約をしっかりと行い、きちんと管理しましょう。


アイデア③:ネイルサロン・マッサージサロン


3つ目は、ネイルサロン・マッサージサロンとして貸し出すことです。

ネイルサロン・マッサージサロン等は、スペースがあればでき、アパートの1室で経営しているところも多くあります。

ただし、居住用賃貸として貸し出されている場合、許可が必要になるため、「サロンを開きたいけど場所が見つからない」という人も少なくありません。

空き部屋の期間が長く、改装費用をあまりかけずに収益化したい人におすすめの活用方法です。


アイデア④:託児所・保育室

近年、待機児童が多く全国で保育所・託児所不足が深刻化しています。

保育所・託児所を誘致して、空き部屋を活用するのもアイデアの1つ。

ただし、保育所・託児所として空き部屋を活用するには、改装やリノベーションする必要がある場合もあります。

そのため、費用をかけずに収益化したい人にはあまりおすすめできませんが、ニーズに応えて活用できれば、地域貢献に繋がります。


アイデア⑤:物置スペース


5つ目の空き部屋活用アイデアは、物置スペースとして貸し出すことです。

物置スペースは、立地や室内の設備、築年数などに左右されず、どの場所、どの時期でも一定の需要があるものです。

周りに住宅街があり、トランクルーム等がなければより需要は高まります。

賃料は、居住用よりも低めに設定する必要がありますが、空き部屋を放置するより収入はプラスになるので、空き部屋を放置したくない人にはおすすめの活用方法です。


アイデア⑥:水耕栽培

空き部屋だけど、賃貸として出しても埋まらない…という場合には、オーナー自身で使うという手もあります。

自分でどうにか活用したい!という方におすすめなのが水耕栽培。

水耕栽培は土を使わず、水と養分だけで野菜や植物を育てられるので、部屋を汚さずに活用ができます。

水耕栽培キットも販売しているので、トマトや葉物野菜を栽培して副収入を得る方法も注目されています。

ただし、水を使用するので、その後に賃貸として貸し出す可能性がある時には、部屋の使い方に注意しましょう。


アイデア⑦:レンタルスペース

7つ目の空き部屋活用アイデアは、レンタルスペースとして貸し出すことです。

シェアオフィスと似ていますが、レンタルスペースは利用者の用途に合わせてスペースを貸し出すことなので、準備等の必要はありません。

時間単位や日にち単位で貸し出す、適切に料金設定することで、需要のあるレンタルスペースになります。

もし賃貸物件の1室でレンタルスペースを行う場合には、周りの住民に迷惑が掛からないよう、あらかじめどういった用途でレンタルするかを聞いておくことが大切です。


空き部屋になる理由


それでは実際、どのような理由で空き部屋が生まれるのでしょうか。

主な理由としてあげられるのは、以下の5つです。

  1. 家賃
  2. 募集条件
  3. 共用部などの管理状態
  4. 設備
  5. 周辺環境

理由が分かれば、空室対策やその後の空き部屋活用にも応用ができるので、しっかりと原因や理由を知ることが大切です。


理由①:家賃


住む人にとって、家賃は毎月払うもののため、重要な要因です。

家賃が相場と合っていない場合、空き部屋が出やすい・埋まらない可能性が考えられます。

また、築年数が古いにもかかわらず、近隣の新築と同じ家賃など、物件に対して家賃が適当か、再確認する必要があります。

近隣のアパート・マンションの家賃を調査し、家賃を見直しましょう。


理由②:募集条件

空き部屋になる2つ目の理由は、募集条件です。

募集条件はあればあるほど、入居可能な人が減ってしまい、埋まる部屋もなかなか埋まらない状況に陥ってしまいます。

空き部屋の期間が長い場合には、募集条件を見直し、適度に緩和することも1つの手です。


理由③:共用部などの管理状態


内覧者は室内だけでなく、共用部分などの建物全体、敷地全体を見ています。

  • ゴミ捨て場に放置ごみがないか
  • 共用灯はついているか
  • 期日が過ぎた掲示物が貼られていないか

上記のポイントを確認し、管理状態が最適かどうかを見直しましょう。


理由④:設備


空き部屋になる理由の4つ目は設備に関してです。

最近はエアコンやコンロ、無料Wi-Fiなどの設備が当たり前になりつつあります。

特にエアコンなど自分で用意すると高額になる設備は、ついているのとついていないのでは入居率も大きく変わります。

空き部屋が長い場合は、設備を見直し、新たに追加するのも良いでしょう。

ただしその場合は、しっかりと収支を把握し、検討することが大切です。


理由⑤:周辺環境


周辺環境も空き部屋になる理由の1つとしてあげられます。

駅やバス停から遠く、交通の便が悪い場所や、治安が悪い場所などは空き部屋の大きな原因になります。

しかし周辺環境は変えられないため、その他の家賃や設備等を見直す必要があります。


空き部屋をビジネスに活用する際の注意点


実際に空き部屋をビジネスに活用する際には注意点が3つあります。

  1. 近隣トラブル
  2. シェアハウスは退去についての特約を定める
  3. 期間限定の賃借は定期借家契約を締結する

後々トラブルにならないよう、上記のポイントに配慮しながら空き部屋を活用しましょう。


注意点①:近隣トラブル

空き部屋を活用する場合、多くは居住用賃貸の1室を使うことになります。

レンタルスペースやシェアオフィスなどは複数人が1室に集まることもあるでしょう。

そこで起きるトラブルは近隣住民、アパートの住民とのトラブルです。

トラブルを未然に防ぐためにも、利用規約・禁止事項等をしっかりと作成し、利用者に伝えること、守ってもらうことが大切です。


注意点②:シェアハウスは退去についての特約を定める


シェアハウスとして貸し出す場合、基本的には定期借家契約を結びます。

その際に、以下の3点についての特約を設けるとトラブルが起こりにくくなります。

  1. 退去日の申告期限
  2. 退去費用について
  3. 入居期間の制約

シェアハウスは人の出入りが激しいため、いつの間にか退去してしまって連絡がつかない…という可能性もあります。

そのため上記のような特約を設けることで、退去費用の回収等のトラブルが起きにくくなるのです。


注意点③:期間限定の賃借は定期借家契約を締結する


賃貸借の契約には「定期借家契約」「普通借家契約」があります。

期間が決まっている場合には「定期借家契約」がおすすめです。

理由は、定期借家契約は期間満了で退去となりますが、普通借家契約の場合、借主が希望する限りは住み続けられてしまうからです。

たとえば、口約束で1年間と期間を定め、普通借家契約で貸したとします。

1年後に退去のはずが、借主が退去を拒否した場合、普通借家契約では借主の希望で住み続けることが認められてしまうのです。

定期借家契約にすれば、そういったトラブルを防げるので、活用してください。


まとめ:空き部屋の活用アイデア


空き部屋をビジネスに活用する際には、発想の転換が必要です。

空き部屋は、居住用賃貸だけでなく、様々な活用方法があります。

本記事で紹介した空き部屋の活用方法は以下の7つです。

  1. シェアオフィス
  2. シェアハウス
  3. ネイルサロン・マッサージサロン
  4. 託児所・保育室
  5. 物置スペース
  6. 水耕栽培
  7. レンタルスペース

ただし、空き部屋を収益化する場合、注意点が3つあります。

  1. 近隣トラブル
  2. シェアハウスは退去についての特約を定める
  3. 期間限定の賃借は定期借家契約を締結する

上記の注意点に配慮しながら、うまく空き部屋を活用しましょう。

オンラインセミナーも随時開催しておりますので、スケジュールについては弊社ホームページ
セミナー情報」よりご確認ください。



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この記事の監修者

西尾 陽平
西尾 陽平
役職
土地活用事業部 執行役員
保有資格
資産形成シニアコンサルタント、2級ファイナンシャル・プランニング技能士

大学卒業後同社へ入社し、地主さんの土地活用という資産形成や節税を実践で学び、現在は土地のない方へ、土地から紹介し不動産の資産形成の一助を行っている。実践の中で身に付いた視点で、分かりやすく皆様に不動産投資のあれこれをお伝えしています。