初心者でも資産形成を考えるべき?おすすめの方法8選をご紹介!
「老後は2,000万円が足りなくなる」、「銀行に預金しているだけでは資金を確保できない」。
資産形成に関するネガティブな情報を耳にして危機感を覚えつつも、具体的に何に取り組むべきか知らない方は多いでしょう。
実際、若いうちから資産形成をはじめなければ、多くの方は老後の資産不足に苦しむことになると予想されています。
ただ、十分な対策を実施すれば、老後の資金を確保できます。
また、昨今は初心者でもはじめやすい投資が増えています。
この記事では、初心者が資産形成を考えるべき理由や準備、具体的な方法をご紹介します。
目次
初心者が不労所得を考える必要がある理由とは
初心者が資産形成を考える必要がある理由を3つご紹介します。
①:いつか訪れる将来に備える必要があるから
②:人投資家に優しい制度が増えているから
③:貯金だけでは厳しい場合があるから
理由①:いつか訪れる将来に備える必要があるから
初心者が資産形成を考える必要がある理由の1つ目は、「いつか訪れる将来に備える必要があるから」です。
今は将来について明確なイメージを持っていなかったとしても、必ず将来は訪れます。
しかし、「将来自分に資産はあるのか」、「何歳まで働けるのか」などを具体的に考えられている方は少数でしょう。
金融庁の審議会によると、老後2,000万円が不足するとされています。
この2,000万円は生活費であるため、用意できなければ深刻な事態に陥りかねません。
生涯を健やかに過ごすためには、初心者でも資産形成を考える必要があるでしょう。
理由②:個人投資家に優しい制度が増えているから
初心者が資産形成を考える必要がある理由の2つ目は、「個人投資家に優しい制度が増えているから」です。
資産形成と聞くと、「投資は難しそう…」、「資産運用って何?」などの意見を持つ方は多いでしょう。
たしかに、慣れない方にとって資産形成は複雑に感じるかもしれません。
しかし、昨今はつみたてNISAなど、初心者でも気軽に取り組める投資方法が増えています。
初心者でも資産形成をしやすい環境は整いつつあります。
理由③:貯金だけでは厳しい場合があるから
初心者が資産形成を考える必要がある理由の3つ目は、「貯金だけでは厳しい場合があるから」です。
老後の備えとして貯金をしている方は多いでしょう。
ただ、銀行にお金を預けていたところで金利は0.001%程度です。
これでは老後の資金を確保できないでしょう。
初心者が資産を形成するなら、貯金だけでなく投資にも注目する必要があります。
【関連記事】不動産投資は若いうちから始めるべき?メリットとデメリットについて解説
初心者向けの資産形成の考え方
具体的な資産形成の方法を考える前に、初心者向けの資産形成について理解を深めましょう。
前提として、多くの方は年金だけでは老後資金を賄えません。
また、預金の金利では十分な資金を確保できません。
そのため、的確に資産形成をすることで老後資金を確保する必要があります。
初心者が資金を確保するには、まず入念に準備を行い、自分にマッチした投資を選択する必要があるでしょう。
初心者が資産形成するためにやるべき準備
初心者が資産形成するためにやるべき準備を3つ解説します。
①:家計簿をつける
②:貯蓄する生活を試す
③:念のための資金を貯蓄する
準備①:家計簿をつける
初心者が資産形成するためにやるべき準備の1つ目は、「家計簿をつけること」です。
現状、自分がどれだけの稼ぎで、どのように生活しているかを見える化するために家計簿をつけましょう。
将来のことを考えると、ついつい大きな枠組みで考えてしまいますが、現状の理解を軽視してはいけません。
どれだけのお金を投資に使えるかを明確に把握するために、まずは家計簿をつけましょう。
準備②:貯蓄する生活を試す
初心者が資産形成するためにやるべき準備の2つ目は、「貯蓄する生活を試すこと」です。
老後の資産を確保するプランを立てられたら、貯金する生活を試してみましょう。
理想的に思えるプランでも、思わぬ落とし穴があるかもしれません。
プランに無理がないかを確認するためにも、貯金する生活を一定期間試してみましょう。
準備③:念のための資金を貯蓄する
初心者が資産形成するためにやるべき準備の3つ目は、「念のための資金を貯蓄すること」です。
効率的に資産を形成するとなると、できるだけ多くの金額を投資に回したくなるでしょう。
もちろん、投資に費やす期間が長ければ長いほど将来の資産は増えます。
ただ、人生でどんなトラブルが起きるかは予想できないのも事実です。
まさかの事態に陥っても問題なく日々を送るために、ある程度の資金を貯蓄しておきましょう。
初心者におすすめの資産形成方法
初心者におすすめの資産形成方法を8つご紹介します。
①:NISA
②:つみたてNISA
③:iDeCo
④:株式投資
⑤:債権投資
⑥:投資信託
⑦:不動産投資
⑧:FX
資産形成方法①:NISA
初心者におすすめの資産形成方法の1つ目は、「NISA」です。
NISAとは「少額投資非課税制度」のことであり、一定額までの投資が非課税になる制度です。
NISAには「一般NISA」、「つみたてNISA」、「ジュニアNISA」の3種類があります。
「NISA」といえば、「一般NISA」を想定するのが一般的です。
投資で利益を得る場合、そのうちの約20%に税金が発生します。
将来の資産形成を考える方にとっては、20%の税金は大きな負担でしょう。
ただ、NISAならば年間で120万円、合計で600万円(5年間)までが非課税になります。
参考:金融庁:NISAとは?
資産形成方法②:つみたてNISA
初心者におすすめの資産形成方法の2つ目は、「つみたてNISA」です。
つみたてNISAの仕組みはNISAと共通しています。
ただ、年間最大投資額と最大投資期間が異なります。
つみたてNISAでは年間40万円、合計で800万円(20年間)までが非課税投資の対象です。
NISAよりも年間の負担が小さく、長期間にわたり投資できるため、若い世代からの注目を集めています。
参考:金融庁|NISAとは?
資産形成方法③:iDeCo
初心者におすすめの資産形成方法の3つ目は、「iDeCo」です。
iDecoとは、公的年金とは別に私的年金を上乗せする年金制度です。
「個人型確定拠出年金」の名称でも知られています。
iDeCoの特徴は、掛金の全額が所得控除の対象になることです。
そのため、所得税や住民税を抑えられます。
運用益に税金もかからないため、節税効果は絶大です。
ただ、基本的に60歳になるまで給付を受けられないことがネックです。
資産形成方法④:株式投資
初心者におすすめの資産形成方法の4つ目は、「株式投資」です。
株式投資を行えば、株式を保有している間に配当金を獲得できたり、売却益で資産を確保できたりします。
大きなリターンを見込めることが株式投資の特徴です。
ただ、まとまった利益を獲得するには数百万円を投資する必要があり、知識も要求されます。
資産形成方法⑤:債券投資
初心者におすすめの資産形成方法の5つ目は、「債券投資」です。
債券投資とは、国や地方自治体、企業などが発行する債券に投資することで、利子や売却益でリターンを得る投資です。
株式とは異なり基本的に元本が戻ってきます。
ただ、主な利益は利子であるため、株式のように大きなリターンを狙うことはできません。
資産形成方法⑥:投資信託
初心者におすすめの資産形成方法の6つ目は、「投資信託」です。
投資信託とは、株式や債券の投資をプロに任せる投資方法です。
運用を任せる形式であるため、手数料の支払いが発生してしまいます。
ただ、専門的な知識が不要であり、自分で手間をかける必要もありません。
資産形成方法⑦:不動産投資
初心者におすすめの資産形成方法の7つ目は、「不動産投資」です。
不動産投資とは、文字どおり不動産を売買する投資です。
不動産投資の強みは、安定的にリターンを得られることや節税効果があること、インフレに強いことなど多数挙げられます。
ただ、多くの手間がかかったり、災害などで資産価値が失われたりする可能性があるのも事実です。
【関連記事】不動産投資とは?種類やメリット・初期費用の目安などをご紹介
資産形成方法⑧:FX
初心者におすすめの資産形成方法の8つ目は、「FX」です。
FXとは、日本と外国の為替変動により利益を生み出す投資です。
知名度が高く、たくさんのノウハウが発信されています。
また、レバレッジ次第では短期間でも大きな利益を獲得可能です。
ただ、安定性は低いため、FXをメインに資産を形成するのは危険です。
まとめ
今回は初心者にとっての資産形成について解説しました。
豊かな将来の生活を確保するためには、若いうちから資産形成に取り組むことが重要です。
昨今は初心者に優しい投資も増えているので、これをきっかけに勉強してみてはいかがでしょうか。
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