資産形成とは?知らなかったじゃ済まない!30代から投資を始めるべき理由と始め方を解説

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将来に向けての資産形成30代からの早い時期に始めるべきと言えます。

早い時期から資産形成を始めれば、投資が有利になる様々な恩恵を受けられるためです。

しかし「資産形成の方法が分からない」「貯金では資産形成にならないの?」等、様々な疑問を持つ方もいるでしょう。

そこで本記事では、30代から資産形成を始めるべき理由おすすめの投資方法資産形成を行う際の注意点等を解説しています。

資産形成に関する正しい知識を身に付け、将来に備え始めてはいかがでしょうか。

 


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資産形成とは

「資産形成」とは、自身が将来必要になる資金を、現在の手持ち資金を用いて準備することです。

現在は、年金制度の崩壊のリスクが問題視されており、自分自身で将来に備えることが重要と考えられています。

資産形成自体はいつからでも開始できますが、基本的には30代からの早い時期に始めることで有利に行えます。

また「老後資金の話は先のこと」と考えている方も多いです。

確かに資産形成を始めるタイミングは様々ですが、今から始められれば、より安全に、十分な資産を蓄えられる可能性があります


資産形成の2つの種類

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一概に資産形成と言っても、その手段は「貯蓄」と「投資」の2種類があります。

いずれの手段もメリットデメリットがあるため、自分に適したバランスで資産形成を行うことが重要です。

ここでは「貯蓄」と「投資」の特徴を解説します。


①貯蓄

貯蓄とは、将来に向けて金融資産を蓄えることです。

具体的には「金融機関に対する普通預金や定期預金等の預け入れ」が挙げられます。

元本に対して、事前に決められた利息が支払われる点が特徴で、元本割れのリスクは限りなく低いです。

その一方で、リターンは決して多くはなく、通常決められた利息以上の資産を増やすことはできません

多くの場合「緊急時に出費を要する資産」や「元本割れを絶対に起こしてはいけない資産」が貯蓄に回される傾向があります。


②投資

一方で投資とは、将来的に成長が予想される投資先に対して、利益を見込んで資金を投じることです。

具体的には「株式投資」や「不動産投資」「FX」等が挙げられます。

投資は元本が保証されているわけではないため、元本割れのリスクが生じます。

その一方で、貯蓄に比べて成功時の収益性も高いことが特徴です。

また、一概に投資と言っても様々な種類があり、投資先によって収益性やリスクが大きく異なります

そのため、投資で資産形成をする場合は、リスクとリターンのバランスを考え、自分に適した投資先を見つけることが重要です。


投資による資産形成を30代から始めるべき3つの理由

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30代からの資産形成で特におすすめなのが「投資」です。

ここでは、投資による資産形成を30代から始めるべき理由3点解説します。


①複利効果を得られる

30代から投資を始めると、高い複利効果を得ることができます。

「複利効果」とは、投資で得た利益を再び投資に回すことで、資産が積み重なり、更に大きな投資になる効果です。

仮に30歳から投資を始めるとすると、運用期間が最大30年間から40年間になります。

40代50代の方よりも長期間資産を運用できるため、それだけ大きな福利効果を得ることができるのです。

その結果、月々の投資額が少なくても、大きな収益を得られる可能性が高くなるでしょう。


②リスクをとりやすい

30代からの投資では、リスクを取りやすいというメリットがあります。

リスクを取りやすい主な理由は以下の2つです。

・40代、50代と比較して、長期的な目線で投資ができる
・万が一損失が出ても、自身の収入でカバーしやすい

リスクが取れれば、それだけ大きな資産を得られるチャンスも増加するのです。


③少額から投資を始められる

30代からの投資の場合、少額から投資を始めることができます。

月々の投資が少額であっても投資期間が長いため、最終的な目標金額に達しやすいのです。

反対に40代50代から同様の目標金額を達成しようとすると、月々の投資金額を増やす必要があります。

また多く投資では100円1,000円から等、少額での投資が可能となっているため「投資は怖い」と思う方でも安心です。


資産形成を30代から始める際におすすめの投資方法4つ

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前述した通り、投資の種類は数多くあり、それぞれメリットとデメリットが存在します。

ここでは資産形成を30代から始める場合の、おすすめの投資方法4つ解説するため、自分に合った投資方法を検討しましょう。


①投資信託

「投資信託」とは、投資家から集めたお金を1つの大きな資金として、投資の専門家が株式や債券等に分配投資を行う投資方法です。

そして、運用の成果が投資した金額に応じて分配されます。

元本保証ではありませんが、分散投資を行うため、比較的リスクは少ないです。

また、運用を専門家に任せられるため、投資の知識がない場合でも始めやすいと言えるでしょう。


②株式投資

「株式投資」とは、株式会社が発行する株式を売買して、配当金や売却益によって利益を出す投資方法です。

投資信託とは異なり1つの銘柄を購入するため、比較的リスクが高いですが、その分大きな収益も期待できます

一定の知識がないと適切な銘柄を選ぶのは難しいですが、大きな利益を得たい方は検討するべきでしょう。


③不動産投資

「不動産投資」とは、不動産物件を購入して第三者に賃貸し、家賃収入を得る投資方法です。

一概に不動産投資と言っても、物件の形態や地域等、様々な選択肢が存在します。

初期費用が大きい点が特徴で、多くの場合は金融機関でローンを組んで運用を始めます。

その一方で、大きな利益を得られる可能性があり、長期的に継続して運用益を得られる点も魅力です。


④国債

国債とは国が発行する債券です。

国債を購入すると、決められた利率に対応する利子を得ることができ、満期を迎えると元本が目減りなく返却されます。

国債の利回りは金融機関の預金よりも高く、安全性も非常に高いという特徴があります。

そのため、元本を保証しながらも、預金よりも高い利回りを実現したい方におすすめです。


投資による資産形成を30代から始める際に利用するべき2つの制度

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30代から投資による資産形成を行う場合、活用するべき制度2つあります。

これらの制度を活用すると、税負担が軽減し、結果的に大きな利益に繋がるため是非活用してください。


①NISA

「NISA」とは「少額投資非課税制度」のことで、定められた投資金額における配当金及び売却益が、一定期間非課税になる制度です。

そして、NISAには一般NISA積立NISAが存在します。

一般NISAは年間の非課税枠が120万円で、5年間運用益が非課税となります。

また、積立NISAよりも投資対象が多い点も特徴です。

一方で積立NISAは、年間の非課税枠が40万円で、運用益の非課税期間は20年間です。

そのため「多く選択肢から投資先を選び、比較的多くの売買を行いたい」方は一般NISAがおすすめです。

他方で「毎月積み立てて長期的に資産形成したい」方は積立NISAを選択すると良いでしょう。


②iDeCo

「iDeCo」とは「個人型確定拠出年金」のことで、公的年金に加えて加入できる私的年金制度の一種です。

掛け金の拠出・運用を自身で行い、掛け金と運用額の合計額を基に将来給付を受けることができます。

また、iDeCoの掛け金は全額、小規模企業共済等掛金控除の対象となる点も特徴です。

将来の積み立てになるだけでなく、年間の税負担も軽減されるため、非常におすすめの制度です。


投資による資産形成を30代から始める際の4つの注意点

30代から投資による資産形成を行うことには、数多くのメリットがありますが、その一方で注意点も存在します。

ここでは、30代から投資による資産形成を始める際の注意点4つ解説します。


注意点①:余裕資産の範囲内の金額で行う

資産形成のための投資余裕資産の範囲内で行いましょう

当面の生活費や緊急時に必要なお金は最低限残すべきです。

投資は元本保証がない場合も多く、自由に解約や売却ができない商品も存在します。

そのため、急な出費を要する場合に対応できる資産も貯蓄として保有しておきましょう。


注意点②:どのようなリスクがあるか理解しておく

投資は大きなリターンを得られる可能性がある一方で、少なからずリスクも存在します。

元本割れのリスクはもちろん、解約可能期間の制限や流動性リスク等もあります。

投資のリスクは投資先によっても様々であるため、必ずリスクを確認し、許容できるか否かを判断しましょう。


注意点③:現金化には時間がかかる

投資では現金化に時間がかかる投資内容も多いです。

具体的には「不動産投資の売却益」や「iDeCoの解約制限」等が存在します。

また、途中解約が可能ですぐに現金化できる商品であっても、解約手数料が発生するケースが存在します。

そのため、資産形成のための投資をする際は長期的な目で見て、現金化に時間がかかっても問題のない範囲で行いましょう。


注意点④:目的を明確にする

投資をする際は目的を明確に設定することが重要です。

具体的には「〇年後までに○○万円の資産を備える」のような金額と期間の設定です。

目標を明確にすると、目標達成に向けて逆算した計画が可能であり、必要以上のリスクを回避しながら投資が可能となります。


まとめ

本記事では、30代から資産形成を行うべき理由おすすめの投資方法注意点等を解説しました。

30代から始める資産形成で特におすすめなのが「投資」で、以下のようなメリットが生まれます。

・福利効果を得られる
・リスクを取りやすい
・少額から投資を始められる

また、一概に「投資」と言っても様々な種類があるため、自分に合った投資方法を見つけることが重要です。

30代からの早い時期に投資を始めることで、投資のメリットを最大限生かした長期的な資産形成が可能となります。

現在は少額から始められる投資も多いため、是非少しずつ初めてみてはいかがでしょうか。

オンラインセミナーも随時開催しておりますので、スケジュールについては弊社ホームページ
セミナー情報」よりご確認ください。



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この記事の監修者

西尾 陽平
西尾 陽平
役職
土地活用事業部 執行役員
保有資格
資産形成シニアコンサルタント、2級ファイナンシャル・プランニング技能士

大学卒業後同社へ入社し、地主さんの土地活用という資産形成や節税を実践で学び、現在は土地のない方へ、土地から紹介し不動産の資産形成の一助を行っている。実践の中で身に付いた視点で、分かりやすく皆様に不動産投資のあれこれをお伝えしています。