三重県で地価が上がりそうな4つの地域や理由を解説
三重県には日本神話の天照大御神を祭った「伊勢神宮」を筆頭に、国内外問わず愛されている観光スポットが存在しています。
また中心部となる「津市」や「四日市市」は、商業施設や交通機関が整備されており、近郊都心部へのアクセス性も見逃せません。
そこで本記事では、三重県で地価が上がりそうな理由を掘り下げつつ、注目したい地域を4カ所紹介します。
ちなみに公示地価とは、地価公示法に基付いて全国2万ヶ所以上の標準価格を、不動産鑑定士が調査して公表するもので、基本的には毎月1月1日の価格が3月下旬に発表されます。
主に土地取引の指標となる価格として使われるものです。
目次
三重県の地価が近年マイナスになっていた理由
三重県の地価に悪影響を与えている理由は大きく3つです。
・海沿いの地価が低下
・公共事業の減少
・人口の減少
三重県が令和4年に行った調査によると、県全体の公示地価は30年連続の下落。住宅地や商業地を問わず、厳しい状況が続いています。
コロナ禍や自然災害による影響が強く、マイナス面を引きずった結果といえるでしょう。
地価がマイナスになっていた理由を、それぞれ詳しく紹介します。
理由①:海沿いの地価が低下
近年、大規模な地震による津波被害の報道を耳にする機会が増えました。東日本大震災では大波に住宅地が飲み込まれ、多くの被害者がでています。
とくに海沿いエリアや自然災害の影響を受けやすく、公示地価が下がりやすいエリアです。
・大規模地震による大津波
・地盤の緩みで起こる液状化
・降り注ぐ豪雨で水位が上昇
自宅が災害によって崩壊するリスクがあるため、海沿いエリアを避ける人も増加。三重県は海沿いに面している地域が多く、結果的に県全体の地価が低下しています。
理由②:公共事業の減少
公共事業の受注が資材高騰や人材不足により減少し、比例する形で開発スピードも低下。住みやすい環境を求め、都内に移住する人も珍しくありません。
また土地の評価額は道路に面している状態でも変わるため、交通環境の利便性によって変動します。公共事業による都市開発が進まない限り、地価の引き上げは難しいといえるでしょう。
都心部に対する需要の高まりで地価が上昇する場合もありますが、郊外の安価な住宅を検討する人も年々増加。価格高騰が起こりにくいことも、土地価格に悪影響を与えています。
理由③:人口の減少
人口の減少は、地価低下のもっとも謙虚な例です。人口減少によって住宅購入数が減少した結果、地価下落に直結します。
土地の評価額は物件周辺の環境に影響されるため、経済が活発であるほど上昇します。人口が減ることで企業数が減少すると、評価調査の際に地価が下がることも。
三重県には観光名所や主要都市へのアクセス性が高い地域こそあるものの、人口は平成22年から緩やかに減少しています。大きな打撃とはいえませんが、近年の地価に影響を与えているといえるでしょう。
引用元:三重県庁│令和2年国勢調査 人口等基本集計結果(三重県概要)
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三重県で地価が上がりそうな地域
三重県では地価のマイナスが続いていますが、悲しい情報だけではありません。
三重県の行政資料によると、令和2年から住宅や商業地の平均地価を上回るなど、回復の兆しも見せています。
地価の値上がりがとくに期待できる地域は、次の4カ所です。
・四日市市
・津市
・伊勢市
・桑名市
それぞれの地域について、地価上昇が見込まれる理由を紹介します。
引用元:三重県庁│令和4年地価公示
四日市市
四日市市は自然と工業が調和した町です。茶畑や鹿化川の桜など、美しい自然が広がる風景が人々を惹きつけます。
工場夜景の聖地が展望できる「うみてらす14」など、絶景が楽しめる観光スポットも数多く点在。力強く夜空を照らす工場灯と、石油コンビナートが海辺に反射する夜景に感動すること間違いなしです。
コロナ禍の鎮静化によって観光客が戻りつつある今、自粛の反動としてインバウンド需要も増加。愛好家から聖地と呼ばれるほどの工場夜景スポットなど、名所の存在によって地価が上昇すると予想されます。
津市
津市は三重県の県庁所在地となる主要部です。人口は四日市に次ぐ第2位をキープし、県内最大の土地面積を誇ります。
歴史的建造物が多く健在しており、三大観音として知られる「津観音寺」には多くの観光客で賑わうことも。
名古屋や大阪といった都市部へのアクセス性もよく、住みやすい町として地価も増加傾向にあります。
三重県を代表する繁華街であり、商業施設も多く立ち並んでいるのが特徴。歴史的建造物はドラマや映画で登場することも多く、観光客が立ち寄りやすい点もポイントです。
引用元:津市役所│津市の魅力発見|津市
伊勢市
伊勢市は三重県の代名詞ともいえる「伊勢神宮」がある地域です。国内外多くの観光客が訪れるため、コロナ収束と同時に地価の上昇が期待されています。
また近郊の主要都市にもアクセスしやすく、2時間以内に都市部へ移動することも可能です。
・名古屋→約1時間半
・大阪→約2時間
・京都→約2時間
桜や梅といった季節を彩る自然も色濃く感じられ、伊勢神宮への観光後に移住を検討する人も散見されます。日本の文化に触れたい外国人観光客も多く、インバウンド需要の高波に期待が掛かる地域といえるでしょう。
桑名市
桑名市は四日市市に続く地価額が設定されています。三重県が発表している令和4年の資料によると、住宅地の地価上昇率で2年連続1位をマーク。
コロナ前から土地の選好性が高く、安定した需要が推移しています。とくに駅周辺は都市開発が進み、利便性が向上したことで地価も上昇。
好立地による安定した需要に加え、関西の主要都市へのアクセス性も確保。徐々に地価額を伸ばす要素が揃っている地域といえるでしょう。
引用元:
三重県で地価が上がりそうな理由
三重県で地価が上がりそうな理由は主に2つです。
・名古屋までのアクセスが良い
・駅前の開発
三重県は政令指定都市に指定される「名古屋市」や「大阪市」など、主要都市への交通環境が整っています。また駅前にバスターミナルやオフィスビルが建設され、開発が進んでいる点にも注目です。
それぞれの理由について詳しく解説します。
理由①:名古屋までのアクセスが良い
三重県は愛知県と隣接しており、主要都市である名古屋市へもアクセス可能です。とくに桑名市と距離が近く、車で高速道路を利用すると約30分前後で名古屋市に到着します。
高速道路や鉄道など交通環境が整っており、都市部へアクセスしやすい好立地が揃っているのが魅力。
県庁所在地である津市から大阪までは2時間30分で行けるため、名古屋以外にも足を運びやすい部分も評価点といえるでしょう。
理由②:駅前の開発
県内でもっとも人口の多い四日市市では、公共事業として大規模なバスターミナルの建設プロジェクトが始動。点在するバス停を1カ所に集約する開発が計画されています。
さらに四日市市浜田町に、地上14階建オフィスビルを建築することを発表。駅周辺の開発が進み、地域活性化に拍車が掛かる形に。
令和4年11月にはJR亀山駅前の再開発が完了し、図書館を含む地上15階建ての商業ビルが完工。
「キットテラス」という名称のメインストリートに生まれ変わり、今後の地域活性化に貢献することが予想されます。
引用元:三重県・四日市市で「バスタプロジェクト」など複数の再開発が進行中!
ゴールドトラストは不動産投資のサポートをしています
弊社ゴールドトラストは、東海地方での不動産投資に精通しており、お客様の投資を総合的にサポートしています。
東海地方で不動産投資をするメリットは以下の3つです。
メリット①:中京工業地帯
まず第一に、中京工業地帯があります。
中京工業地帯は、名古屋市を中心とした工業地帯であり、自動車産業をはじめとする様々な産業が集積しています。
今後も、この地域はさらなる発展が見込まれています。
メリット②:東京・大阪とつながるリニアの開業
また、東海地方には、東京・大阪とを結ぶリニア中央新幹線が開業予定です。
これにより、東海地方の交通アクセスが大幅に改善され、投資にとって非常に有利な環境が整います。
メリット③:日本屈指のメガターミナル
さらに、名古屋市には日本屈指のメガターミナル「名古屋国際空港セントレア」があります。
これにより、東海地方へのアクセスが非常に便利になりました。
弊社では、これらのメリットを最大限に生かし、家賃を抑えて入居率をアップさせつつ、高い利回りを実現する独自の賃貸システムを導入しています。
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まとめ
三重県は交通の利便性が高く、外国人観光客が訪れやすい観光スポットも存在しています。
・国に認められらた歴史的な観光名所がある
・1時間前後で関西の主要都市にアクセスできる
・駅前開発に積極的な姿勢を示している
近年マイナスが続いている地価額も、令和2年から上昇傾向がみられます。再開発が進んで地価評価が変わる前に、不動産のチェックをしておくことを推奨します。
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