不動産投資の成功率を高める6つの方法!注意点もあわせて解説!
多くのメリットをもつ不動産投資ですが、投資である以上はリスクもあります。
これから不動産投資に挑戦しようと考えている方やすでにはじめている方の中には、どうすれば不動産投資で成功できるのか悩んでおられる方も多いことでしょう。
本記事では、不動産投資の成功率を高めるためにやっていただきたい6つの方法をご紹介します。
不動産投資で結果を出したいとお考えの方は、是非参考にしてください。
目次
不動産投資における成功率の目安
ひとくちに不動産投資で成功するといっても、その基準は人によってさまざまです。
不動産投資をはじめる理由は、家賃収入で生活したい方や節税対策を考えている方、副収入を得たい方など個人によって違うため、何をもって成功と呼ぶかは各人で異なります。
そこで今回は、目標とする項目ごとに分け、不動産会社のデータをもとに、どのくらいの人が不動産投資で達成できているかのおおまかな割合をご紹介します。
目標 | 成功率 |
家賃収入での生活 | 10%以下 |
毎月の損益で黒字を継続 | 20~30% |
副業として安定した収入を得る | 50%以上 |
不動産投資家として事業を行う | 10%以下 |
相続税の節税 | 50%以上 |
損益は赤字だが、節税効果や年金・保険代わりとしての効果に満足 | 50%以上 |
このように、何を目標とするかで成功率も7割以上から1割以下まで大きな幅があります。
不動産投資を節税や保険・年金の代わりと考え、赤字でも良いと割り切っているなら、多くの人が目的は達成できるでしょう。
しかし、家賃収入のみで生活や不動産投資家としての成功を目標とするなら、難易度はかなり高いといえます。
副業として満足できる収入を得られる人でも全体の半分程度と考えるなら、不動産投資をはじめる前には成功の可能性について、しっかりと検討する必要があるでしょう。
不動産投資の成功に関する3つの注意点
データを見ると、不動産投資で成功するのはなかなか難しそうに思えます。
しかし、これをあまり深刻に捉える必要はなく、あくまでも目安と考えてください。
最初に述べたように不動産投資における成功の基準は曖昧で、ネガティブなイメージだけをもとにすべてを決めてしまうとチャンスを無駄にしてしまう恐れもあります。
不動産投資の成功率を考える上では、以下の3つの点に注意してください。
注意点①:成功率を裏付ける公的な統計データはない
不動産投資の成功率に関しては、公的機関などの統計で具体的な数字が公表されているわけではありません。
上の成功率は、不動産会社のデータなどから出された目安であり、ある程度は推測も含んでいます。
成功率を裏付けるような公的データなどは一切なく、あくまでも憶測の域を出ないものですから、すべてを鵜呑みにする必要はないといえるでしょう。
注意点②:成功の定義は人によって異なる
不動産投資では、人によって成功の定義が変わってくるため、一概に何が成功と断定できない部分があります。
上の表でも、いくつかの項目に分けて成功率を示しているように、何を目的にしているかで成功の概念が違ってきます。
家賃収入で生計を立てたいと考えている人から見れば、赤字が出ていれば成功とはいえませんが、節税対策で不動産を購入している人なら、それでも成功といえるでしょう。
ある人の成功が他の人から見ると、単なる通過点に過ぎない場合もあります。
不動産投資では、成功や失敗という言葉にこだわるのではなく、何を目的にしているか明確にすることが重要です。
注意点③:成功体験に再現性があるとは限らない
不動産投資では、書籍を買ったり、セミナーに参加したりすると、成功者の体験談を見聞きする機会も多いのですが、こうした成功体験は単純に真似をしても自分の成功につながるわけではない点には注意が必要です。
偶然の成功や過去には通用したが現在は再現性のない方法の場合も多く、いいところばかりを強調して、小さな失敗や不都合な部分を表に出さないケースもあります。
不動産投資の成功率を高める6つの方法
不動産投資における成功の定義は人によって異なりますが、不動産投資を検討している方の中には「失敗しそうで不安」「どうすれば成功できるのか」と考えている人が多いもの事実です。
そこで、不動産投資で自分自身の目標を達成できるよう、成功率を高めるための6つの方法をご紹介します。
方法①:失敗事例から学ぶ
不動産投資では、すでにはじめている人の失敗事例から多くのことが学べます。
成功体験には再現性がないと書きましたが、失敗体験の場合は、多くの人がやりがちなミスやはまりやすい落とし穴などが説明されています。
そのため、特に初心者の方にとって得るものが大きいといえます。
不動産投資に挑戦しようと考えている人は、同じ過ちを繰り返さないためにも、事前に代表的な失敗事例を見ておきましょう。
【関連記事】不動産投資で失敗したらどうなる?失敗する原因と対策を解説
方法②:自分の投資スタイルに合う不動産会社を選ぶ
不動産投資を行う際は、自分の投資スタイルにぴったりの不動産会社を見つけることが大切です。
不動産会社によって紹介できる物件はさまざまで、自分が投資したいと思える物件を保有している会社を見極める必要があります。
また、これまでの実績も大切です。
不動産投資に強い会社なら、いろいろなノウハウをもっていて、アドバイスをしてくれることもあり、成功率が向上します。
不動産会社では、無料相談やセミナーを行っているところも多いので、積極的に参加して自分に合った会社を見つけてください。
方法③:事前に収支計画を作成する
不動産投資をはじめる前には、自分で利回りなどを計算して、収支計画を作成しましょう。
投資用の不動産サイトでは、収益率を表す利回りが記載されているため、どれだけの資金を借り入れて、物件の購入や手数料、維持管理にはどれくらいの費用がかかり、収益はいくらくらいになるのか、事前に計算しておいてください。
収支計画は不動産会社から提示してもらえる場合もありますが、資産価値の低下や空室率などマイナス面を過少に見積もっている可能性もあるため、きちんと勉強して自分で計画を立てられるようにすることが大切です。
方法④:融資額に余裕を持たせる
不動産投資では金融機関の融資額に余裕を持たせることが大切です。
物件購入時には銀行などから借り入れをするのが普通ですが、このとき、上限いっぱいまで借りてしまうと、その後、予想外の出費が出た場合に対応できず、行き詰ってしまいます。
不動産投資では思わぬトラブルが起きる可能性もあるため、融資額には常に余裕ができるように物件を選ぶのも失敗を避けるポイントです。
方法⑤:周辺環境や立地を重視して物件を選ぶ
物件選びでは、立地や周辺環境が投資に適しているかを重視します。
例えば、ワンルームマンションの場合、駅から遠い立地や単身者の少ない地域だと入居率が悪くなる恐れがあります。
できれば物件に足を運び、近隣の生活インフラが整っているか、付近や間取りや築年数が似ていて競合となる物件がないか、などを事前に調査しましょう。
周辺環境と立地を見て、需要や家賃相場などが適切か判断してから物件を購入するようにしてください。
方法⑥:一次情報を得られる環境を作る
不動産投資に関する情報収集を行う場合は、できる限り一次情報を集めることが大切です。
一次情報とは本人が実際に体験した情報や独自に調査したデータ・分析などをいいます。これらの引用や加工を行った情報は二次情報といわれます。
不動産投資を行うなら、普段から他の投資家や業界関係者と積極的に交流をもち、体験談などの一次情報が入ってくる環境を整えるようにしましょう。
また、不動産会社が上げているデータには公的な統計を参照・加工しているものも多く、そうした情報を見るときには、元の統計もしっかりと確認する必要があります。
まとめ
一般的に、不動産投資のみで生活したり、不動産投資家として成功する確率はそれほど高いとはいえません。
しかし、不動産投資は、確実なデータが少なく、投資家によってそれぞれ目標とするところも違うため、一概に何をもって成功とするか、決められない部分もあります。
不動産投資では他人の成功率にこだわるよりも、自分が不動産投資によって何を実現したいかを明確にし、その成功率を高めるために行動することが大切といえるでしょう。
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