資産運用のおすすめ勉強法3選!始める際のポイントを初心者向けに解説
預貯金や投資を活用し、効率的に手持ちの資金を増やしていく「資産運用」。
給与水準の低下や年金支給額の減少により経済的不安が懸念される近年、個人における資産運用の必要性が問われています。
しかし、初心者にとって「株式」や「投資信託」など馴染みのない言葉も多く「なかなか始められない」と一歩を踏み出せていない人も多いのではないでしょうか。
そこで、この記事では資産運用の始め方について分かりやすく解説したのち、おすすめの勉強法も紹介します。
これから資産運用を始める方、何から勉強すればいいのか分からない方はぜひ参考にしてください。
目次
資産運用初心者は何から始めるべき?3つのポイントを解説
資産運用を始める際の準備・事前知識として、初心者が押さえておくべき3つのポイントを解説します。
- 資産運用の目的・目標を定める
- 投資の種類と特徴について勉強する
- 適正なリスク管理について勉強する
ポイント①:資産運用の目的・目標を定める
資産運用を始めるにあたって、目的・目標を設定することは非常に大切です。
とくに、「何のために・いつまで・どれくらい」という運用目的は具体的に決めておきましょう。
なぜなら、設定したゴールに向けて「〇年後までにいくら貯める必要があるのか」という、段階的な投資計画を立てやすくなるからです。
また、選ぶべき投資商品は、目的達成に必要な期間によって異なります。目的があらかじめ決まっていれば、商品候補を絞りやすくなるでしょう。
資産運用は「投資金額×投資にかける期間×投資利回り」で結果が大きく左右されます。
自身の状況に合わせた投資金額・期間・投資先を選ぶために、目的や目標を明確にしておきましょう。
ポイント②:投資の種類と特徴について勉強する
ポイントの2つ目は、資産運用で扱われる金融商品について勉強することです。
投資先となる商品はジャンル・種類ともに数多く、それぞれ特徴が異なります。
中でも、以下の4つは代表的な金融商品のため耳にしたことがあるのではないでしょうか。
- 株式
- 債券
- 投資信託
- 不動産
それぞれにメリットとデメリットがあり、運用目的に応じて選択する必要があります。
たとえば、株式投資の場合、企業の株価上昇に比例してリターンが得られる一方、元本保証がないため損失のリスクのみならず、株価がゼロになるリスクも考慮しなければなりません。
債券や投資信託の場合は、株式に比べ安全性が高いもののハイリターンは期待できない一面もあります。
不動産投資であれば、安定した家賃収入を期待できる一方、初期コストが高く、まとまった資金がなければ始められません。
このように、金融商品によって収益性に差がみられます。
ご自身の目的に合わせた投資商品を選ぶためにも、投資の種類と特徴について勉強しましょう。
【関連記事】不動産投資のメリットとは?他の投資との違いについても解説
ポイント③:適正なリスク管理について勉強する
資産運用ではリスクとリターンが表裏一体、リターンが大きいほどリスクも大きく、リターンが少ないほどリスクも少ないという特徴があります。
そのため、リスク管理は資産運用するうえで重視されるポイントです。
リスクの規模は「ハイ・ミドル・ロー」の3段階に分けられ、すべての金融商品においてリスクが生じることを考慮しなければなりません。
とはいえ、リスクとリターンは金融商品によってある程度の傾向がみられるため、基本の商品知識は必ず押さえておきましょう。
なお、「長期・積立・分散」を意識することで、資産運用におけるリスクのコントロールが可能です。
ローリスク商品だけでは、結果的に大きな利益を得られなかったというケースも。
リスクを抑えつつバランスよく資産を増やすためにも、自身のリスク許容度や適切な管理方法について勉強しましょう。
資産運用初心者が注意すべき3つのこと
資産運用は、長期的な目線で臨む必要があります。
安定した資産運用をするために注意すべきポイントは、以下の3つです。
- リスクを取りすぎず少額から始める
- 損失が出たときの対処法・ルールを決めておく
- 目的に沿って資産運用する|目先の利益を追いかけない
注意点①:リスクを取りすぎず少額から始める
大きなリターンを求めて過度なリスクを受け入れないよう注意しましょう。
リスクとリターンは表裏一体で、投資額を増やせば利益幅も伸びるため大きなリターンを期待できる一方、値下がり時の損失があることも忘れてはいけません。
高額の商品を運用するには、リスクに耐えられる資産面の基礎体力が求められます。
そのため、初心者にはリスクを比較的抑えられる少額投資がおすすめです。投資額が少なければ、損失によるダメージも大きくありません。
資産運用を始める際は、大きなリターンよりも小さなリスク回避を優先し、徐々に投資の仕組みに慣れていきましょう。
弊社ゴールドトラストが提供するクラウドファンディング型投資「ゴールドクラウド」では、一口1万円から不動産投資を始められます。小額からの投資を検討している方は「不動産ファンド」より詳細をご確認ください。
注意点②:損失が出たときの対処法・ルールを決めておく
損失(=元本割れ)は資産運用において、つねに向きあわなければならないリスクです。
その場合の対処法やルールを決めておくことで、落ち着いて対処でき、冷静に判断できるでしょう。
たとえば、株式市場では株価の急落はいつ起こってもおかしくありません。タイミングによっては元本割れが生じ、大きな損失を被ることも。
それ以上に損失額を増やさないためにも、場面ごとのルールを決めておく必要があります。
売却や損切り(※)のタイミング、購入時から何%下落するまで保有し続けるのかなど、人により運用方法はさまざまでしょう。
重要なのは、「損失は必ず出る」という意識を持つことです。リスクに備えて対処できる態勢を整えたうえで、資産運用に臨みましょう。
※損失が出ている投資商品を、その状態で売却し損失額を確定させること
【関連記事】不動産投資で失敗したらどうなる?失敗する原因と対策を解説
注意点③:目的に沿って資産運用する|目先の利益を追いかけない
目先の利益を追いかけて、短期的なリターンとリスクに振り回されないよう注意してください。
冒頭でも解説したように、初心者はまず、資産運用の目的と目標を設定することが大切です。
必要な投資額や利益幅など、さまざまな特徴をもつ投資商品には運用目的により向き不向きがあります。
目的が明確でなければ商品選びに迷ってしまうだけでなく、高リスクが懸念される商品を選んでしまう恐れもあるでしょう。
しかし、目的があることで投資に回す額や要する期間、求められる利回りを逆算できます。目標利回りが定まれば、数ある投資商品から保有すべき商品を選びやすくなるはずです。
その結果、短期的な損益に振り回されず、目的に向かって計画的な資産運用ができるでしょう。
資産運用を勉強するおすすめの方法3選
資産運用では、日々変化する市場にアンテナを張り分析するスキルが求められます。
ここでは、効率的にスキルを身につけるための実践的な勉強法を3つ紹介します。
- 興味のある企業の業績やIR情報を調べて勉強する
- 実際に少額で資産運用を始めながら勉強する
- 資産運用セミナーに参加して勉強する
方法①:興味のある企業の業績やIR情報を調べて勉強する
投資先を選ぶとき、その事業の業績や展望から投資価値を見極めなければなりません。
その際、貴重な判断材料となるのが企業のホームページで開示されている「IR(※)情報」です。
IR情報には、企業の経営状況や財務状況を含むこれまでの業績が記載されているため、各事業の動向について深く理解できるでしょう。
膨大な内容が記載されているので、初心者が理解するには難しいと感じることも。
しかし、各企業を研究するうえでは効率的かつ確実な勉強材料です。
日頃からIR情報内の「決算短信」「有価証券報告書」「決算説明資料」を中心に閲覧する癖をつけて、企業動向を分析する目を養っていきましょう。
※Investor Relations(インベスター・リレーションズ)の略
方法②:実際に少額で資産運用を始めながら勉強する
資産運用を学ぶには、実際に運用してみることをおすすめします。
少額投資であればリスクも小さく、初心者でも気軽に始められるでしょう。
投資信託なら1,000円から始められるものがあり、サービスによっては、わずか100円から始められる商品もあります。
また、少額投資は投資先を分散できるというメリットも。座学では得られない実際の値動きを、実践を通して体感できます。
自ら資産運用している状態を作り、その過程で知識を深めていきましょう。
方法③:資産運用セミナーに参加して勉強する
資産運用についてより専門的に学びたい場合は、各地で開催される資産運用セミナーへの参加がおすすめです。
プロから学べる貴重な場であるうえ、リアルタイムだからこそのニッチな情報を収集できる場合もあるでしょう。直接質問できたり仲間ができたりと、独学では得られない魅力も。
中にはオンラインで受講できるタイプもあるので、居住エリア問わず気になるセミナーに参加できます。
なお、セミナー内容は初心者から上級者までさまざま。
ご自身のレベルに合わせて、参加するセミナーを選ぶことがポイントです。
弊社ゴールドトラストでは、資産運用に関するセミナーを開催しております。
資産を増やすための手順や税金対策など、初心者向けのセミナーをお探しの方は「セミナー情報」をご覧ください。
まとめ:資産運用は勉強しながら少額から始めよう
資産運用初心者に向けて、始める際のポイントや注意点・おすすめの勉強法について解説しました。
数百~数千円で始められる投資信託はリスクも小さく初心者におすすめで、実践を通して学びながら資産運用の感覚を身につけていけます。
なお、より深く効率的に知識を習得したい方は、セミナーに参加してみましょう。プロの体験談やノウハウを間近で聞ける貴重なチャンスです。
弊社ゴールドトラストでは、東京・名古屋を中心に、資産形成に関するセミナーを開催しております。
オンラインセミナーも随時開催しておりますので、スケジュールについては弊社ホームページ
「セミナー情報」よりご確認ください。
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