当初、サービス付高齢者向け住宅のご提案で伺っておりました。
資産家様で、土地もお持ちでしたが、特に借入れもなく安定した賃貸経営を先代様より行っておられました。

お話していた長男様から、実は、相続税も心配なんだとお話をいただき、相続税対策を含めてのご提案となりました。
計算をしたところ相続税額は2億円を超えることがわかり、自己資金もお持ちでしたが、借り入れメインで行う計画としました。

賃貸マンションやアパートでも、もちろん相続税対策は可能ですが、今後の高齢者人口を踏まえて検討し、また、長男様という立場もあり、今後のご両親の介護も考えなくてはならない中、ご両親を安心して入居させることができる施設を探していましたが、なかなかないことから、ご自身で、サービス付高齢者向け住宅を建築することになりました。当初、多額の借入れに反対していたお父様も、息子様のお考えに賛同され、ご決断いただきました。

お父様も建築中は私どもからプレゼントしたヘルメットをかぶって何度も足を運んでいただき、完成した後は予定通りお父様にも短期間ではありましたがご入居いただき、息子様に「ありがとう。いい住み心地だよ。」とおっしゃって頂いたと伺いました。

相続税対策を踏まえて、対策を打つことにより、相続税はゼロになり、また、お父様にもご入居していただき、ご長男様としての責務を果たすことができたと、喜んでおられます。