大恐慌が始まる、そしてドルは崩壊(その2)
前月号でシリコンバレー銀行に取付騒ぎがあり破綻して米国発の金融恐慌が始まりましたと書きましたが、今月もガラガラと世界は崩壊しています。予想では今年の9月には大きく崩れそうです。
その理由①は米国政府の債務上限問題です。米国政府はすでに法が定めた国の債務上限を突破していますので、いくらやり繰りして国の資金繰りをしても7月から9月が限界です。②トランプの米下院は歳出削減をして、ウクライナ支援や全ての予算をカットしなければ債務上限の拡大には賛成しませんから、そうなるとアメリカの財政は破綻します。
③そうなると米国債は紙屑になりますから、世界中がドル崩壊で大恐慌となります。④日本は特に大変です。米国債を世界一保有(公開数字で140兆円、本当の裏の数字は1,800兆円)していますから、完全に日本円も大暴落して大恐慌です。それがあと数ヶ月で始まる可能性があるのです。
トランプはFOXニュースとのインタビューで、私達の通貨は破壊されており、まもなく私達は世界標準ではなくなる。これは200年間で最大の敗北となろう。数年前には想像もできなかったことが目の前で起きていると発言しています。そして途上国はドルに代わるものを見つけよう、世界の国々はドルを放棄するように呼びかけています。
アメリカはこの債務上限問題が起きるごとに戦争経済で資金を調達していました。アフガン戦争、イラク戦争、アラブの春の中東各国での戦争、そして今回は生物化学戦争(コロナ)とウクライナ戦争です。戦争を起こすことによって軍産複合体が莫大な資金をアメリカに供給していたのです。しかしそれも今回で終わりそうです。その理由はもうアメリカは世界で戦えなくなるからです。
ウクライナ戦争は完全にロシアの勝利ですから、NATOもアメリカも完全な敗北は決定的です。3万5,000人のウクライナ兵が14万人のロシア兵に勝てるわけがありません。するともうアメリカは世界中から軍隊を引き上げてアメリカファーストで、自国第一主義で戦争を止めてしまいます。日本からもアメリカ軍は撤退する予定です。まあこれで戦後78年たってやっと日本もアメリカの属国が終わり自立独立国家になれるのではないでしょうか…。
ハンガリーの外相はアメリカに対して言っています。ハンガリーを植民地としてではなく、主権国として相互尊重に基づいた関係を構築するよう求めると発言しているのです。まあ日本も同じことを言いたいものです。
さて世界はガラガラと変わります。①テキサス州議会には独自のゴールドとリンクした(金資産保有の裏付けのある通貨の発行)暗号通貨(ブロックシステムで完全に履歴を改変できない)を創設する法案が出されています。9月に法案が通って新通貨がテキサスで発行されるようです(通称トランプドル)。そうすればFRB発行のアメリカドルが崩壊してもアメリカは何の問題もありません。困るのは日本や世界の国々だけなのです。
そして大恐慌になると100倍のハイパーインフレになる国もあります。しかし日本は先進国ですし管理がしっかりしているのでハイパーインフレにはなりませんが、経済や金融はめちゃめちゃです。さて私達はどうすればいいのでしょうか。私はこれらは全て予想していましたが、それは2024年の9月(新日本円の発行)からだと思っていましたが、1年も早く恐慌が始まりそうです。
あ〜大変ですね。どうしましょう…。時間がないのでできることは限られますが、一番大切なことは覚悟して根性を決めることでしょう。はい、各自で覚悟して、生きる道を探すしかありませんね。