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5,000万円の運用シミュレーション|投資先別・ポートフォリオ別で解説

5,000万円の運用シミュレーション|投資先別・ポートフォリオ別で解説

資産が5,000万円にもなると、経済的な自由が生まれ、将来も安心して暮らしていけると考える方もいるでしょう。
しかし、現実に目を向ければ不測の事態やインフレに備える必要があり、5,000万円もの貯金があったとしても長期的には資産運用が重要です。

この記事では、資産5,000万円の運用シミュレーションを投資先別・ポートフォリオ別に解説します。
資産運用で押さえたいポイントもあわせて紹介するので、ぜひ参考にしてください。

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資産5,000万円がもたらす精神的余裕

資産5,000万円というのは経済面の安定だけでなく、以下のような精神的な余裕にもつながります。

  • 人生の選択肢が増える
  • 本質的な価値に気づける
  • 急な出費や将来に対する不安が軽減する

経済面が安定すると、教育費や住宅ローンなどの必要な資金に対する不安を抑えられます。
人生における選択肢の幅も広がるため、より豊かな人生を実現可能です。

また、お金では手に入れられない、物事の本質的な価値にも気づけるようになります。

 

資産5,000万円でも運用は続けるべき?

資産5,000万円の場合でも、老後などの将来を考えると運用は続けるべきです。
精神的余裕はあるものの、以下のような予期せぬ支出は誰にでも起こり得る可能性があります。

  • 地震や台風といった自然災害による被害
  • 病気・事故
  • 住宅の修繕やリフォーム
  • 介護施設や老人ホームへの入居 など

また、インフレが続いており、お金の実質的な価値は減少傾向にあります。
そのため、生活費はもちろん余剰資金を確保できるよう、資産運用の継続が重要です。
現在の生活水準をなるべく長く維持したい場合は現状だけで判断せず、長い目で見ながら資産を運用しましょう。

 

【投資先別】資産5,000万円の運用シミュレーション

ここでは、資産5,000万円の運用シミュレーションを、投資先別に紹介します。
主な投資先として挙げられるのは、以下の5つです。

  1. 不動産投資
  2. 債券
  3. 株式投資
  4. プライベートバンク
  5. ソーシャルレンディング

それぞれ詳しく見ていきましょう。
なお、投資先それぞれの特徴や注意点などについて詳しく知りたい方は、下記の記事もあわせてチェックしてください。

【関連記事】貯金が5,000万円を超えたら老後は安泰?資産を増やす・守る方法を解説

 

運用シミュレーション①:不動産投資

不動産投資とは、ワンルームマンション・一棟アパートなどを購入し、賃料収入や売却益を得る手法です。
借入金の活用も可能ですが、ある程度の元手があるからこそ取り組める運用方法といえます。
不動産投資の期待利回りをもとにした運用シミュレーションは、下表の通りです。

1年後 5年後 10年後 20年後 30年後
期待利回り4% 5,200万 6,083万 7,401万 1億955万 1億6,216万
期待利回り5% 5,250万 6,381万 8,144万 1億3,266万 2億1,609万

インフレに強く資産価値を維持しやすいため、安定性の高い投資先です。
ただし、空室や災害といったリスクは存在しているため、立地選定や管理などは入念に行いましょう。

なお、弊社ゴールドトラストでは、プロが事業の成功を徹底サポートする「賃貸マンションアパート(一棟買い):トチプラス」を提供しています。
不動産投資による確実な資産形成を目指したい方は、お気軽に弊社までお問い合わせください。

 

運用シミュレーション②:債券

債券とは、国・地方公共団体や企業が発行する有価証券のことで、国債や社債などの種類があります。

投資家がお金を貸している状態となり、代わりに利子を受け取ることで資産を増やしていく運用方法です。
定められた満期を迎えると、額面金額が払い戻される仕組みとなっています。
債券の期待利回りをもとにした運用シミュレーションは、下表の通りです。

1年後 5年後 10年後 20年後 30年後
期待利回り0.1% 5,005万 5,025万 5,050万 5,100万 5,152万
期待利回り2% 5,100万 5,520万 6,094万 7,429万 9,056万
期待利回り4% 5,200万 6,083万 7,401万 1億955万 1億6,216万

比較的リスクは低いものの、期待利回りも低くなっている点が特徴的です。
しかし、債券を発行している国や企業が破綻してしまうと、額面金額がすべて戻らない可能性もあります。
債券投資を行う際には、財政状態や経営状況を見極め慎重に選択しましょう。

 

運用シミュレーション③:株式投資

株式投資は、企業の株式を購入し配当や売却益を獲得する方法です。
国内外の株式に投資することができ、リスク分散しながら運用できます。
株式投資の期待利回りをもとにした運用シミュレーションは、下表の通りです。

1年後 5年後 10年後 20年後 30年後
期待利回り3% 5,150万 5,796万 6,719万 9,030万 1億2,136万
期待利回り4% 5,200万 6,083万 7,401万 1億955万 1億6,216万
期待利回り5% 5,250万 6,381万 8,144万 1億3,266万 2億1,609万

市場の動向や企業の業績次第では、大きなリターンを得られるのが特徴です。
ただし、株式市場は短期間で大幅に変動しやすく、元本割れしてしまうリスクもあります。
リスクを抑えながら運用するためにも、視野を広げ分散投資を心がけましょう。

 

運用シミュレーション④:プライベートバンク

プライベートバンクとは、富裕層を対象としたサービスのことで、金融機関が以下に挙げるような資産管理を行っています。

  • 相続対策や節税
  • 国際分散投資
  • ファミリートラスト(家族信託) など

専門家のアドバイスを受けながら資産を運用できるのが、大きなメリットといえます。
プライベートバンクの期待利回りをもとにした運用シミュレーションは、下表の通りです。

1年後 5年後 10年後 20年後 30年後
期待利回り5% 5,250万 6,381万 8,144万 1億3,266万 2億1,609万
期待利回り7.5% 5,375万 7,178万 1億305万 2億1,239万 4億3,774万
期待利回り10% 5,500万 8,052万 1億2,968万 3億3,637万 8億7,247万

他の投資先と比べると期待利回りが高い一方、信託報酬やコンサルティング料も高くなる点には注意が必要です。
そのため、運用益とコストを照らし合わせ、投資先として選択するかを判断しましょう。

 

運用シミュレーション⑤:ソーシャルレンディング

ソーシャルレンディングは、資金を調達したい側と資金を貸して利子を得たい側の双方をつなげるサービスです。
インターネットを通して企業や個人に対して資金を貸し出し、利息を得る仕組みとなっています。
ソーシャルレンディングの期待利回りをもとにした運用シミュレーションは、下表の通りです。

1年後 5年後 10年後 20年後 30年後
期待利回り3% 5,150万 5,796万 6,719万 9,030万 1億2,136万
期待利回り6.5% 5,325万 6,850万 9,385万 1億7,618万 3億3,071万
期待利回り10% 5,500万 8,052万 1億2,968万 3億3,637万 8億7,247万

期待利回りの高さが魅力ですが、元本保証はなく貸し倒れの可能性もあるため、貸付先は慎重に選択する必要があります。
リスクを抑えて運用するには、1つの案件に集中するのではなく、分散して投資するのが重要です。
期待利回りの高さだけで、安易に選定しないよう心がけましょう。

 

【ポートフォリオ別】資産5,000万円の運用シミュレーション

資産運用においては、目標やリスク許容度に応じポートフォリオを組むのがポイントです。
ここでは、資産5,000万円の運用シミュレーションを、以下に挙げる3つのポートフォリオごとに紹介します。

  1. ローリスクローリターン(安定型)
  2. ミドルリスクミドルリターン(バランス型)
  3. ハイリスクハイリターン(挑戦型)

それぞれ詳しく見ていきましょう。
なお、ポートフォリオの作成方法やチェックすべきポイントについて知りたい方は、下記の記事もぜひご覧ください。

【関連記事】【初心者向け】投資のポートフォリオとは?作成例やチェックポイントを解説

 

運用シミュレーション①:ローリスクローリターン(安定型)

ローリスクローリターン(安定型)のポートフォリオ例は、下表の通りです。

資産 割合
預金 30%
債券 35%
投資信託 35%

ある程度の預金を確保した上で、リスクの低い債券や投資信託によって着実に資産を築きます。
安定指向で運用し、期待利回りが3%と想定した場合の資産推移は、下表を参考にしてください。

1年後 5年後 10年後 20年後 30年後
期待利回り3% 5,150万 5,796万 6,719万 9,030万 1億2,136万

短期間ではあまりリターンを得られませんが、長い目で見ると大きな運用効果があると分かります。
リスクを最小限に抑え、資産を守りつつ運用したい場合は、安定感を重視したポートフォリオを組みましょう。

 

運用シミュレーション②:ミドルリスクミドルリターン(バランス型)

ミドルリスクミドルリターン(バランス型)のポートフォリオ例は、下表の通りです。

資産 割合
預金 20%
債券 30%
投資信託 30%
株式投資 10%
REIT 10%

基盤は安定型のポートフォリオに近い形ですが、リスクとリターンのバランスを取りつつ、高利回りも目指します。
バランス重視で運用し、期待利回りが5%と想定した場合の資産推移は、下表を参考にしてください。

1年後 5年後 10年後 20年後 30年後
期待利回り5% 5,250万 6,381万 8,144万 1億3,266万 2億1,609万

ポートフォリオにリターンの高い投資先も含めているため、20年後には資産が2倍以上になると期待できます。
安定性に加え、より高い収益も実現したい場合は、バランスの取れたポートフォリオを組みましょう。

 

運用シミュレーション③:ハイリスクハイリターン(挑戦型)

ハイリスクハイリターン(挑戦型)のポートフォリオ例は、下表の通りです。

資産 割合
預金 10%
債券 10%
投資信託 25%
株式投資 20%
REIT 15%
不動産投資 20%

預金は最低限にとどめ、株式投資や不動産投資を中心に、ハイリターンを積極的に目指します。
挑戦型で運用し、期待利回りが7%と想定した場合の資産推移は、下表を参考にしてください。

1年後 5年後 10年後 20年後 30年後
期待利回り7% 5,350万 7,012万 9,835万 1億9,348万 3億8,061万

ハイリスクハイリターンでの運用に成功すれば、非常に大きな収益が見込めます。
ただし、リスクをできる限り抑えるためにも、投資先を分散させるのは必須です。
リスクを許容したうえで、ハイリターンを積極的に狙いたい場合には、挑戦型のポートフォリオを組みましょう。

 

5,000万円の資産運用で押さえたいポイント

5,000万円の資産運用で押さえたいポイントは、以下の通りです。

  • リスクの管理
  • 運用コストの意識
  • 緊急時に備えた資金の確保
  • 長期視点による運用
  • 情報や知識のアップデート

資産運用は、必ず成功するとは限らずリスクがつきものです。
分散投資はもちろん、ポートフォリオや投資戦略などを定期的に見直し、リスクを管理する必要があります。
万が一の事態に備え、すべてを運用に回すのではなく、資金を確保しておくのもポイントです。

また、資産運用は長期的に続けることで、複利の効果を最大限に発揮できます。
長期運用している間に市場は移り変わるため、情報の把握も欠かせません。
ご自身の知識を常にアップデートさせることはもちろん、資産を増やすだけではなく守るためには、プロへの相談も必須といえるでしょう。

なお、弊社ゴールドトラストでは、新刊「あなたも実現できる 100億円資産形成メソッド」をLINEの友だち追加をしていただいた方にプレゼントしております。
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資産5,000万円の運用を成功させてさらに上を目指したい方は

5,000万円もの資産は、経済的な安定および精神的余裕をもたらすほどの金額です。
しかし、老後などの将来を見越すと、予期せぬ出費が発生する可能性もあるため、必ずしも安泰とは言い切れません。

資産の増加を目的とするだけではなく守るという観点からも、運用を続けることが重要です。
さらに上の資産形成を実現するには、専門的な知識を持つプロに相談するのも1つの方法です。

弊社ゴールドトラストでは、専門家が資産運用に関するあらゆるサポートを行っています。
資産5,000万円の運用を成功させてさらに上を目指したい方は、「100億円資産形成倶楽部」をぜひご覧ください。

 

資産5,000万円の運用シミュレーションに関するよくある質問

資産5,000万円の運用シミュレーションに関するよくある質問は、以下に挙げる3つです。

  1. 資産運用はいつから始めるべき?
  2. 運用初心者におすすめの投資先は?
  3. ポートフォリオを見直すタイミングは?

それぞれ詳しく見ていきましょう。

 

質問①:資産運用はいつから始めるべき?

資産運用を始めるのは、早ければ早いに越したことはありません。
長い期間継続して運用することにより、複利の効果を最大化できるためです。

しかし、リスクを理解しておく必要はあるので、資産運用についての知識が浅い場合には少額から始めるのをおすすめします。
実践しながら学ぶこともできるため、まずは資産運用の第一歩を踏み出しましょう。

 

質問②:運用初心者におすすめの投資先は?

運用初心者におすすめの投資先は、ローリスクに分類される債券や投資信託です。
ローリスクである分ローリターンでもありますが、長期的に運用すると着実に資産を形成できます。

また、債券や投資信託は、他の投資先と比べて少額から始められる点もポイントです。
資産運用に慣れてからは、リスク分散および運用効果の向上を目的に、投資先を広げていきましょう。

 

質問③:ポートフォリオを見直すタイミングは?

ポートフォリオは、年に1回は見直しましょう。
加えて、激しい市場変動が起きた際や、人生の転機となるライフイベントのタイミングにも見直すことをおすすめします。

ただし、リバランスによる資産売却に伴い、税金が発生する可能性がある点には注意してください。

 

まとめ:運用シミュレーションをもとに資産5,000万円を守る・増やす手を考えよう

資産5,000万円は非常に大きな金額ですが、決して将来を安心して過ごせるとは限りません。
運用シミュレーションをもとに、資産5,000万円を「増やす」だけではなく「守る」ことも考えましょう。

なお、弊社ゴールドトラストでは、資産形成に最適なメソッドを「100億円資産形成倶楽部」にて提供しています。
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この記事の監修者

西尾 陽平
西尾 陽平
役職
土地活用事業部 執行役員
保有資格
資産形成シニアコンサルタント、2級ファイナンシャル・プランニング技能士

大学卒業後同社へ入社し、地主さんの土地活用という資産形成や節税を実践で学び、現在は土地のない方へ、土地から紹介し不動産の資産形成の一助を行っている。実践の中で身に付いた視点で、分かりやすく皆様に不動産投資のあれこれをお伝えしています。