マンションの管理会社と契約は必要?トラブル回避のための選ぶポイントも解説
不動産投資をする方の中には、マンションの運営を個人でやるか管理会社に依頼するかを迷う方も多いです。
確かにマンション運営を管理会社に依頼すると一定の費用を要しますが、要する手間と比較するとそう高い費用ではありません。
自身でマンション運営をするとなると、様々な手間や知識を要する場合もあるのです。
そこで本記事では、マンションの管理会社の主な業務や管理方式、管理会社を選ぶ際のポイント等を解説するため是非参考にしてください。
目次
マンションの管理会社との契約は必要か
不動産投資を行う際のマンション運営は、管理会社への依頼がおすすめです。
何故ならマンション運営を個人で行うとすると、行うべき業務が多く、専門知識も要するためです。
本業とは別に不動産投資をする場合はもちろん、専業で運営するにしても中々難しい場合があるでしょう。
確かに管理会社に依頼をすると、家賃収入の一定額(5%程度)を支払う必要があります。
家賃収入が100万円とすると、約5万円の支出となるため、決して安い金額とは言えません。
しかし、管理会社にマンションの管理を任せると、専門知識を要する様々な業務をする必要がなく、オーナーの負担が軽減されます。
また、生活に余裕が生まれるだけでなく、専門知識を有する方が運営をするため、マンションの経営自体も良い方向へ向かうでしょう。
マンションの管理会社の主要な業務4つ
一言でマンション運営と言っても様々な業務を行う必要があります。
マンションの管理会社に運営を依頼することで、これらの業務を行う必要がなくなるのです。
ここでは、マンションの管理会社の主要な業務を4つ解説します。
業務①:入居者募集
マンションの管理会社における業務の1つには、入居者の募集があります。
ウェブサイトへの情報登録や各店舗との情報共有だけでなく、周辺の相場の調査や専門知識を活かして様々な提案を行います。
入居率はオーナーの家賃収入に直接関わってくるため、専門の管理会社に任せた方が安心と言えるでしょう。
業務②:入居者との契約と入金管理
入居者との契約や入金管理もマンションの管理会社が行います。
多くの入居者がいる場合、入金のタイミングが一律でないため管理が難しいです。
しかし、管理会社に依頼しているのであればその手間を省くことができます。
これらの業務は入居者の人数に比例して増加するため、規模が大きくなるほど個人での管理は難しくなるでしょう。
業務③:物件の不具合対応
物件の設備に不具合が発生した場合の対応をしてくれる管理会社もあります。
中には、24時間対応してくれる管理会社も存在するのです。
個人でのマンション運営と比較して迅速な対応が可能となるため、入居者の高品質な生活環境を維持することが可能となります。
業務④:入居者からのクレーム対応
時には入居者からのクレームが入る場合もあるでしょう。
マンションの管理会社と契約していると、入居者からのクレーム対応も受け持ってもらえます。
管理会社が適切な対応をすることによって、物件からの入居者離れを防げるでしょう。
マンションの管理会社の管理方式
一概にマンション管理会社への依頼と言っても、様々な管理方式があります。
ここでは、マンション管理会社の主な管理方式を3つ解説します。
管理方式①:全部委託
「全部委託」とはその名の通り、メンテナンスや清掃、設備の交換等、マンションの管理業務の全てを管理会社に委託する方式です。
全部管理は最も一般的な管理方式となっています。
マンション管理の全てを管理会社に任せるため、一定の費用は要します。
しかし、自身の負担を考えるとコストパフォーマンスは良いと言えるでしょう。
ただし、オーナー側が一切管理に参加しないわけではありません。
管理会社は管理組合の意向に沿ってマンション経営を行うため、常に運営状況に目を向けることが大切です。
管理方式②:一部委託
「一部委託」とは管理業務の一部のみを管理会社に委託する方式です。
委託した業務以外は自ら個々の業者へ依頼して行う必要があります。
全部委託と比較して委託の範囲が狭いため、管理費用を抑えることが可能です。
しかし、何の業務を委託するかを判断する必要があり、自ら行う業務の管理・監督をする手間もかかります。
管理方式③:自主管理
「自主管理」とは業務の委託を一切行わず、管理組合が全ての管理業務を行う方式です。
上記の2種類と比較して費用は最も抑えることができます。
しかし、専門知識を持つ人員が少なく、管理組合員が積極的に管理に参加する姿勢も必要となります。
トラブル回避のために必須のマンションの管理会社の選ぶときのポイント
マンションの管理会社に業務を委託すると、稀にトラブルに遭うケースも存在します。
現在日本には、約2,000の管理会社が存在します。
そのため、自分のニーズに合った信頼できる管理会社を選択することが非常に大切です。
ここでは、トラブル回避のために必須のマンションの管理会社を選ぶ際のポイントを5点解説します。
ポイント①:複数の候補に見積もりを依頼する
管理会社を決める際は、1社だけで決定せずに、複数の候補に見積もりを依頼しましょう。
その際に、自分が重要視するポイントを設定しておくと、管理会社を選びやすくなります。
具体的には「入居者の募集に強い」「トラブル対応が迅速」等が挙げられます。
自身が求めるポイントを決めたらそれにマッチする管理会社を選択しましょう。
ポイント②:管理中のマンションを視察する
候補の管理会社が管理中のマンションを視察することも大変有効です。
実際に管理しているマンションを視察すると、どのくらい力を入れて不動産運営をしてくれるのかが分かります。
具体的には以下のような点に着目した視察を行いましょう。
・マンションの共用部分は清潔か
・マンションの共用部分の電気は切れていないか
・駐車場や駐輪場まで管理が行き届いているか
実際に視察して、管理が行き届いてない場合、自身の物件の管理を依頼しても不満を感じる可能性が出てしまいます。
そのため、様々な管理会社の管理物件を視察し、管理会社選びの参考としましょう。
ポイント③:管理担当者の経験を確認する
マンションの管理会社を選ぶ際は、管理担当者の経験や経歴を確認しましょう。
マンションの管理には専門の知識を要するため、管理担当者の経験や経歴は非常に重要です。
マンション管理について、豊富な経験を有している方であれば安心して管理を任せることができるでしょう。
また、専属の担当であり、レスポンスが早いかどうかも確認するのがおすすめです。
ポイント④:修繕計画や管理規約を継続的に見直すことができるか確認する
修繕計画や管理規約を継続的に見直すことができるかも重要なポイントです。
特に修繕計画は建物の質に直接影響するため、定期的に見直しを行ってくれる管理会社を選択しましょう。
中には一度立てた修繕計画を見直しせずに放置している管理会社も存在するため注意が必要です。
ポイント⑤:トラブルの報告・対策を行えるか確認する
トラブルが起こった際の報告や対策が行われない、もしくは対応が遅い場合は注意が必要です。
住民からの苦情や要望、資金繰りの問題、設備の不具合等、大事になってからでは遅いケースも多々あります。
そのため、トラブルの報告・対策を迅速に行えるかを事前に確認しておきましょう。
まとめ
本記事では、マンションの管理会社の主な業務内容や管理方式、管理会社を選ぶ際のポイント等を解説しました。
マンションの管理には、以下のような専門の知識を要する様々な業務があります。
・入居者募集
・入居者との契約と入金管理
・物件の不具合対応
・入居者からのクレーム対応
これらの業務を個人でするとなると、多くの専門知識や手間を要します。
そのため、一定の費用をかけてでも管理会社に依頼をして業務を任せることがおすすめです。
管理会社に依頼をすることで、業務の品質も向上し、結果として居住者の満足感にも繋がるでしょう。
記事の最後には管理会社の選ぶ際のポイントを5つ解説しているため、後悔のない管理会社選びをしてください。
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